初めての英語会議。自己紹介の番が回ってくる。
「えーと、私の名前は...部署は...担当しているのは...あと、最近は...」と話し始める。でも、途中で何を言いたかったか分からなくなる。
長く話そうとして、文章が崩れる。「あれも言わなきゃ、これも伝えなきゃ」と情報を詰め込んで、結局うまく伝わらない。気まずい沈黙が流れて、次の人に回す。
自己紹介で詰まる人は、多いです。でも、短い型を使えば、迷わずに話せます。
仕事の場で使う自己紹介は、30秒で終わるのが理想です。
長く話そうとすると、途中で崩れます。短く、確実に伝える。そのための型があります。
自己紹介は、次の4つで構成します。
| 順番 | 内容 | 一言で |
|---|---|---|
| ① | 名前と役割 | 私は誰で、何をしている人か |
| ② | 担当 | どの領域を見ているか |
| ③ | 今のテーマ | 現在取り組んでいること |
| ④ | 一言(締め) | 会議への期待や挨拶 |
この4つだけ。各項目を1文ずつ言えば、30秒で終わります。
情報を増やさない。削ぎ落として、骨組みだけ残す。これが、短い自己紹介のコツです。
実際に、どう組み立てるか。まずは日本語で設計します。
英語で考えようとすると、途中で詰まります。日本語で骨組みを作ってから、英語にする方が確実です。
日本語の設計:
英語にする(例):
I'm Tanaka from the sales department. I handle the Asian market. I'm working on new customer development. Nice to meet you.
これで十分。30秒で終わります。
日本語の設計:
日本語の設計:
どのケースも、同じ型です。名前→担当→今のテーマ→締め。この順番を変えなければ、迷いません。
「部署の説明もしなきゃ」「プロジェクト名も言わなきゃ」と考えて、情報を増やす。すると、文章が長くなって、途中で崩れます。
自己紹介は、「覚えてもらうこと」が目的です。詳しい説明は、後で聞かれたら答えればいい。最初は、名前と役割だけ覚えてもらえれば十分です。
情報は、4つまで。それ以上は削る。
「私の役職は...」と日本語の肩書きを英語で説明しようとして、詰まる。
肩書きは、無理に訳さなくていい。「何をしている人か」を説明すれば伝わります。
| 肩書き | シンプルな言い換え |
|---|---|
| 課長 | チームリーダー/マネージャー |
| 主任 | 担当者/スタッフ |
| 係長 | チームメンバー |
「課長」を「Manager」と訳すより、「I lead the team」と言った方が伝わります。
役職名にこだわらず、「何をしているか」で説明してください。
まず、日本語で書き出します。紙でもスマホのメモでも構いません。
書き出す項目:
各項目、1文で十分。長く書かない。
書き出した内容を、削ります。
「あれも言いたい」「これも伝えたい」という情報を、全部削る。残すのは、骨組みだけ。
削った結果、4文になっていればOKです。
整形した4文を、声に出して練習します。
| 練習回数 | やること |
|---|---|
| 1回目 | 紙を見ながら、ゆっくり読む |
| 2回目 | 紙を見ずに、思い出しながら言う |
| 3回目 | タイマーで30秒測り、時間内に言い切る |
3回練習すれば、自然と口が覚えます。それ以上やると、かえって緊張するので、3回で止めてください。
会議の直前に、もう一度だけ声に出せば、準備は完了です。
仕事の自己紹介は、長く話す必要がありません。
4つの骨組みだけで、十分伝わります。
型の確認:
各1文ずつ、合計30秒。
まずは日本語で設計して、削ぎ落とす。残った骨組みを、英語にする。
今日、紙に4つの項目を書き出してみてください。それを3回声に出せば、もう自己紹介は完成です。