初回レッスンの予約を入れた。開始時間が近づくにつれて、緊張してくる。
画面に講師が映る。「Hello!」と笑顔で話しかけられる。でも、何を言えばいいか分からなくて、固まる。
頭の中は真っ白。「えーと」「あの」と日本語が出そうになる。沈黙が続いて、講師が気を遣って別の質問をしてくれる。25分が長く感じて、終わったときには疲れ切っている。
初回で固まってしまう人は、多いです。あなただけではありません。
でも、段取りを決めておけば、緊張は減らせます。
初回が怖いのは、「何が起こるか分からない」からです。
逆に言えば、最初の流れさえ決めておけば、安心して臨めます。
レッスンが始まったら、必ず言う一文を決めておきます。
例:
「I'm a little nervous.(少し緊張しています)」
「This is my first lesson.(初めてのレッスンです)」
この一文を言えば、講師は「初めてなんだな」と理解して、ゆっくり話してくれます。
完璧な英語を話そうとしなくていい。最初の一文だけ、覚えておいてください。
自己紹介で聞かれそうなことを、3つだけ準備します。
| 話題 | 言いたいこと(日本語でメモ) |
|---|---|
| 仕事 | 商社で働いている/営業部門にいる |
| 英語を学ぶ理由 | 会議で使う必要がある/海外とやり取りする |
| 趣味・関心 | 映画を見るのが好き/旅行に興味がある |
英語で完璧に言えなくてもいい。言いたいことが決まっていれば、単語を並べるだけでも伝わります。
「I work for a trading company」と言えなくても、「trading company」「営業」と単語を出せば、講師が補ってくれます。
話している途中で、言葉が出てこなくなることがあります。そのとき、黙り込まずに時間を稼ぐ言い方を覚えておきます。
これを英語で言えなくても、「Wait」「Again?」「Slowly?」と単語だけでも伝わります。
沈黙するより、何か言葉を出す方が、会話が続きます。
初回レッスンで一番困るのは、「聞き取れなかったとき」と「言葉が出てこないとき」です。
このとき、黙ってしまうと、講師も困ります。でも、「時間を稼ぐ言い方」を使えば、会話が途切れません。
講師の質問が聞き取れなかったら、素直に伝えます。
聞き取れないのは、英語力が低いからではありません。音声環境や、講師の話すスピードの問題もあります。
遠慮せずに、「もう一度」と言ってください。講師は慣れています。
答えを考えている間、黙ってしまうと気まずくなります。そんなとき、次の言い方で時間を稼ぎます。
- 「考えています」
- 「どう言えばいいか分かりません」
- 「別の言い方で説明します」
「I'm thinking」「How can I say...」と言うだけでも、「今考えてるんだな」と講師が待ってくれます。
難しい質問が来て、答えられないときは、話題を変えても構いません。
「この話は難しいです。別の話題にしませんか?」と言えば、講師が別の質問をしてくれます。
無理に答えようとして、沈黙が続くより、話題を変える方がスムーズです。
初回レッスンで、多くの人がやってしまう失敗があります。
「文法を間違えたら恥ずかしい」「正しい単語を使わないと」と考えると、言葉が出なくなります。
講師は、間違いを直すためにいます。間違えても大丈夫。
「正しく話す」より「何とか伝える」。これが初回の目標です。
単語を並べるだけでも、ジェスチャーを交えても、伝わればOKです。
講師の質問が聞き取れなかったとき、「Yes」と言ってしまう。すると、講師は「理解した」と思って次に進みます。
分からないまま進むと、どんどん置いていかれて、余計に焦ります。
聞き取れなかったら、「Sorry?」「Pardon?」と聞き返してください。これだけで、講師がもう一度言ってくれます。
「分からない」と言うのは、恥ずかしいことではありません。むしろ、分からないまま進む方が、レッスンの質が下がります。
レッスン前日までに、次の3つを準備します。
| 準備項目 | 具体的にやること |
|---|---|
| 最初の一文 | 「I‘m nervous」を紙に書いて、声に出す |
| 話題3つ | 仕事・理由・趣味を日本語でメモ |
| 時間稼ぎフレーズ | 「Wait」「Again?」「Slowly?」を覚える |
英語で完璧に言えなくても構いません。言いたいことが決まっていれば、当日何とかなります。
レッスン開始5分前に、次のことを確認します。
練習は1回だけで十分。何度も練習すると、かえって緊張します。
メモは見てもいい。カンニングペーパーを用意しておけば、安心して話せます。
レッスンが終わったら、すぐに次のことをメモします。
振り返りメモ:
このメモが、次回の改善ポイントになります。
「うまくいかなかった」と自己否定するのではなく、「次はこうしよう」と考えてください。
初回レッスンが怖いのは、当然です。誰でも緊張します。
でも、段取りを決めておけば、「何をすればいいか」が分かります。
| 準備 | 効果 |
|---|---|
| 最初の一文を決める | 開始直後の沈黙を防ぐ |
| 話題を3つ用意 | 何を話すか迷わない |
| 時間稼ぎフレーズ | 黙り込まずに会話が続く |
完璧に話そうとしなくていい。「何とか伝える」ができれば、初回は成功です。
今日、最初の一文を紙に書いて、声に出してみてください。それだけで、当日の緊張が少し減ります。